これまで、人工血管感染は総合病院に依頼していましたが、当院で人工血管感染に関する全ての治療を完了できるようになりました。
透析シャントは患者さん自身の動脈・静脈をつなぎ合わせた自己静脈内シャントが基本です。
しかし血管が荒廃したりトラブルを何度も起こすと、人工血管を使用した人工血管内シャントで透析する必要があります。
人工血管は異物で、そこに直接針を刺す必要があるため感染のリスクが高くなります。
感染初期は抗生剤のみで対応し、重症化して全身に菌が巡るようになると感染した人工血管の抜去が必要になります。
当院では人工血管内シャント造設から、合併症が起きたときの対応も行っています。
以前連休前の夜に感染が発覚したことがありましたが、日中に医師が診察し緊急手術を行いました。
感染が落ち着いた数日後に、反対の上肢に新しい人工血管内シャントを造設し、現在も問題なく透析を行っています。
▼シャントトラブルに関する動画
https://www.youtube.com/watch?v=oFcr1c5GpwM