診療科
皮膚科
疾患別コラム
表皮嚢腫(粉瘤)
表皮嚢腫は、皮膚に発生する良性の腫瘍で、一般的に「粉瘤(ふんりゅう)」とも呼ばれています。この袋状の腫瘍は、皮膚の最外層である表皮が何らかの理由で皮下組織に入り込み、そこで増殖することで形成されます。
特徴と症状
- 大きさ:通常1〜5cm程度
- 好発部位:顔、首、胸、背中など
多くの場合、表皮嚢腫は無症状ですが、時に炎症を起こして痛みや腫れを伴うことがあります。また、嚢腫の中心部に小さな穴(毛穴)が見られることがあり、そこから独特の臭いのある白色や黄色のクリーム状の内容物が排出されることもあります。
治療
表皮嚢腫は通常良性で、放置しても問題ありません。しかし、炎症を繰り返す場合には、外科的切除が行われることがあります。切除後の再発を防ぐためには、嚢腫の壁ごと完全に取り除くことが重要です。
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