診療科
皮膚科
疾患別コラム
疥癬
疥癬(かいせん)は、ヒゼンダニという肉眼で確認できないほど微小な虫が皮膚に寄生することで起こる感染性の皮膚疾患です。
症状
- 激しいかゆみ(特に夜間に悪化)
- 皮膚に小さな丘疹や水疱
- 指の間、手首、肘の内側、わきの下、外陰部などに好発
感染経路
- 感染者との直接的な皮膚接触
- 感染者が使用した寝具やタオルなどを介して
特徴
- 2〜6週間の潜伏期間
- 高齢者施設や病院などで集団発生することがある
- 免疫力が低下している人がかかりやすい
診断
- 皮膚の症状と顕微鏡検査
- ダーモスコピーによる観察
治療法
- 駆虫薬の内服・外用
予防と対策
- 感染者との密接な接触を避ける
- 感染者の衣類や寝具を高温で洗濯・乾燥
- 集団生活施設での定期的な健康チェック
疥癬は診断が難しいことがあり、一度の診察・検査でヒゼンダニの存在を確認できないこともあります。そのため、繰り返し検査が必要になることもあります。
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