診療科
形成外科
疾患別コラム
身体表面の外傷
外傷とは、さまざまな力により身体が損傷した状態をさします。このうち、日常生活でよく見かける身体の表面の外傷(きず)を創傷〈そうしょう〉と呼びます。
創傷はきずができる原因により
- 切創〈せっそう〉 刃物、ガラス片などでできるきず
- 挫創〈ざそう〉 家具やブロック塀などにぶつかってできるきず
- 擦過傷〈さっかそう〉 すりきず
- 咬傷〈こうしょう〉 動物などに咬まれてできたきず
など、さまざまに分類されています。
身体の表面にできるきずは、適切に治療が行われないと治ゆまでに時間を要したり、感染などの合併症を引き起こしたりします。また、きずの大きさや向きによっては治ゆしたあとが目立つきずあとになったり、引きつれや変形が残ることもあります。さらに、顔面や手足のきずが神経や腱などに達している場合、適切な治療が行われないと麻痺や機能障害が残ってしまうこともあります。
こうしたことを防ぐためには、専門の医師に診察してもらうことが重要です。では、創傷治療の専門医とは何科の医師かというと、形成外科医がそれにあたります。形成外科医はきずを細かくきれいに縫うことができるのはもちろんのこと、きずのでき方、きずの部位や深さ、向きに応じて大事な組織の損傷が起こっていないかを見極め、より適切な治療方法を提供することができます。きずを少しでもきれいに治したい、あるいはきずができたけど何となくこれまでと違うといったことがあれば、形成外科の受診をお勧めします。
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