診療科

小倉第一病院 診療科形成外科疾患別コラム(形成外科:重瞼術)

形成外科

疾患別コラム

重瞼術

日本人の顔の特徴として1番に挙げられるのは、眼瞼に折り返しのひだがない、いわゆる一重瞼(ひとえまぶた)です。白人の二重瞼(ふたえまぶた)に比べ、やや重く表情が乏しい感じがあります。
日本人に一重瞼が多い理由としては、日本人は瞼が厚く、二重瞼を作る筋肉の発達が弱いことが挙げられます。二重瞼を作る筋肉とは、瞼を開ける筋肉である上眼瞼挙筋という筋肉の一部が枝分かれをして、皮膚まで伸びたものです。その筋肉がしっかりしていると白人のようにはっきりした二重になり、弱いと一重になってしまいます。

治療法

ではどのようにすると二重瞼になるのでしょうか。手術による方法には、大きく2通りのやり方があります。
1つは眼瞼に糸を埋め込み、重瞼線の凹みを作成する方法です。これは糸を皮膚に埋没させるため、埋没法と言われます。
もう一つは皮膚を切開し、眼輪筋といわれる筋肉の一部を切除し(一部を切除しても眼瞼の機能には支障ありません)、眼瞼の深くにある瞼板といわれる軟骨様組織と、皮膚を糸ではりつけてしまうやり方で、切開法という方法です。

それぞれ長所、短所があります。まず埋没法ですが、手術時間が短く、腫れも1週間程度です。その代わり固定力が多少弱く、一重瞼に戻ってしまうことがあります。皮膚の厚い人や眼瞼に脂肪が多い人は戻りやすい傾向があります。一方、切開法は一重瞼に戻る可能性はかなり低くなります。しかし、手術時間はやや長く、腫れも大きくなります。仕上がりは埋没法に比べ、若干はっきりした二重瞼になる傾向があります。このように、手術法によって特徴が異なるので、患者さんの状況によって手術法を使い分けます。また、それぞれのやり方で、奥二重から幅の広い二重、平行型や末広型といった様々なタイプの二重瞼をつくることが可能です。さらに眼瞼の脂肪もとって腫れぼったさを解消したり、目頭切開を加えて目を大きくみせたり、余分な皮膚のタルミも取って若返ることも、二重の手術と同時に行うことができます。

手術のリスク・合併症

二重瞼にすることで、明るく華やかな印象を持った目をつくることはある程度可能です。しかしその成果にはどうしても限界があります。また自分が期待していたものとは違う結果になってしまうということもあり得ます。
手術で完璧な結果を得られるということはありません。もし手術をされるなら、そのことをよく認識した上で手術を受けてください。

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