診療科
形成外科
疾患別コラム
皮膚の腫瘍
皮膚表面や皮下組織にはさまざまな腫瘍が発生します。これらの腫瘍は、大きく悪性腫瘍と良性腫瘍とに分けられます。
治療法
良性腫瘍と悪性腫瘍により、治療方法は異なります。
良性腫瘍の場合には基本的な治療はできものだけを摘出する手術になります。できものの種類や大きさによって、局所麻酔で出来るものから全身麻酔を要するものまで変わってきます。一方、悪性腫瘍の場合には、放置した場合に局所で増大することや、他の臓器に転移することがあるため、早めに周囲の正常な組織を含めて、腫瘍の部分を大きく切除することが必要です。
良性・悪性に関わりなく、腫瘍が大きい場合や見た目上問題になりやすい部位(顔面など)に生じている場合には、手術後に生じる変形が最小限となるよう再建手術が必要となることがあります。形成外科の専門医は、こうした場合に複数の再建方法の中から最も適した方法を選択・実施することが可能ですのでご相談ください。
良性腫瘍の場合、病変が完全に取り切れれば再発の可能性はほとんどありません。ただし、腫瘍によっては体質などの影響で、他の場所に同じ腫瘍ができることがあります。
悪性腫瘍の場合、種類によっては化学療法や放射線治療を合わせて行うことや、長期間にわたり定期的な経過観察が必要になることがあるため、大学病院などの大きな医療機関での治療が推奨されます。
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