診療科
形成外科
疾患別コラム
表皮母班
表皮母斑は、皮膚の表面にある角化細胞が特定の部位に集中的に増えることで生じるあざ(母斑)です。出生時または幼少時から見られ、皮膚表面にわずかに隆起した茶色や黒色の色素斑の形で現れます。表面がざらざらした感じになることもあります。多くの場合は無症状ですが、ときに痒みを伴うこともあります。原因不明で新生児1000人に約1人の発生するとされています。自然に消退することはなく、成長とともに大きくなりますが、脂腺母斑のような腫瘤を形成することや、悪性化することは稀とされています。
治療法
加齢に伴い拡大することや、見た目の問題から切除が行われます。手術による外科的切除のほか、レーザーやグラインダーを用いて病変部を削り取るような方法もあります。手術の場合、再発の可能性は非常に低くなる反面、きずあと(瘢痕)が残るという問題があります。一方、レーザーやグラインダーの場合はきずあとは比較的軽微である反面、再発のリスクがあるという問題があります。担当の医師とよく相談して方法を決める必要があります。
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