当院案内
リン管理委員会
管理栄養士が中心となり、リンを適正に
コントロールするため多職種でサポートしています。
リン管理委員会は、医師、管理栄養士、看護師、薬剤師、臨床工学技士、診療情報管理士のチームで構成されています。
管理栄養士が外来透析患者さん全員に毎月栄養指導を行い、生活習慣や食事内容の聞き取りからリンが上昇または低下した原因を探り、委員会時にメンバーでその対策について話し合っています。話し合った内容は院内のネットワークを用いて全スタッフが情報を共有しており、一人ひとりの患者さんに対しての的確な声掛けなどに役立てています。
特にリン値の高い状態が続くと血管が石灰化し脳血管障害や心血管系疾患が起こりやすくなります。これらのリスクを上げないためにもリン・ミネラルの代謝管理がとても重要です。当委員会では、栄養管理・薬剤管理を中心とした透析患者の血清リン値の遵守率向上を目指すことに努めています。
リン教育入院
当院では「血清リン値が高くて悩んでいる方」を対象とした、リン教育入院が可能です。
各職種(看護師・臨床工学技士・薬剤師・管理栄養士)による、リンを下げるポイントについてのカリキュラムを作成し、患者さんに説明することで、少しでも合併症を防ぐ取り組みを行っています。また、患者さんにeラーニング(iPad)を用いて問題を解いていただき基礎から応用までのリンに関する知識を深めてもらえるように工夫を行っています。